隠居

 4時半頃トイレに起き、6時に起床。明け方強く降ったせいで寒い。出掛けに大雨、右足のアキレス腱はまだ痛むし今日も車で出勤。朝の忙しい時間にテレビを見ていて遅刻してしまった。

 コカ・コーラの昔のCM名場面を編集したDVDの発売記念を番組でやっていて、見入っていた。それもあって、それから検査も多くて外来は混雑。11時半過ぎになったらようやく一息ついた。

 久しぶりにビーチで2箱練習。ドライバーを打ち込んでみた。やはり右足のアキレス腱は痛い。その足で本町温泉に行き、一時間ほど温泉に入る。上がってから湿布を貼る。こうしておくと大分いい。夕食はバラ肉の野菜炒め。かぼちゃの煮つけ。三ツ矢サイダー。相変わらず酒を飲む気は起きない。NHKハイビジョンで横尾忠則のインタビューをやっていた。グラフィックの廃業宣言をして、同時に隠居宣言をしていた。

 隠居とはなにもドテラを着て囲炉裏に座ってお茶を飲むことではない。自分の好きなことだけをする、イヤなことはしない。少年性に再び目覚めることだそうだ。毎日の創作活動はむしろ拍車がかかっていた。それに精神より肉体が上だとも。肉体に素直になり肉体の声に従うこと、そうも言っていた。確かに身体はうそをつかないが精神はよく嘘をつく。足が痛けりゃ痛いし、腰が痛けりゃ痛くて我慢ならんしうそはつけない。精神の嘘の最たるものは自殺。脳以外の身体は決してそれを望んではいないはず。少年の心を忘れるなとも言っていた。

 改めて横尾忠則の「温泉主義」を読むと、すでに上記について繰り返し発言していた。「隠居」という言葉に引かれる私だった。