英語の勉強を兼ねて

 非常に寒い。天気予報では−5℃ということだ、この冬一番かも知れない。少し近づいてきたと思った春はまた遠退いたようだ。このところ買ったばかりのカーペンターズのCDを聞いている。先日テレビで兄リチャードのインタビューを聞いて急に思い出したように購入。妹のカレンが拒食症で亡くなったのはリアルタイムで知っていた。その辺の事情をインタビュアーの谷村新司が直接聞いていた。この人聞きにくいことをけっこうずけずけ聞く。妹のカレンの死後、リチャードは睡眠薬などの薬物中毒になったようだ。本人が率直に語っていた。






 昔武道館でやったライブの様子も見ることができた。カレン・カーペンターは私が想像したよりずっとアクティブな人だった。あの当時あの歌声で引っ込み思案の少しおとなしい人を想像していたが。兄のリチャードもインタビューで妹は子供の頃から男勝り、と言っていたし。そういうことを知ってカーペンターズを聞くとまた違った聞こえ方がする。それと編曲、やはり天才的な編曲者だったのかもしれない。谷村新司が無理矢理自分の曲を編曲させていた。編曲を聞いて、ビーチボーイズのブライアンウィルソンを思い出した。似た感じのサウンドだと思った。共に薬物中毒になったことも似ている。片や妹を亡くして音楽を失い、片やアルバム、ペットサウンドが不評で音を失い転落していく。そして共に20年以上経ってから蘇ってきた。私は英語の勉強を兼ねて聞いている。