東京高裁が日本放送の新株予約権発行の抗告を却下した。日本放送は上告しない模様で、事実上ライブドアによる日本放送の買収は成立した。大変長い戦いだったけどライブドアの勝利で決着がついた。最後までガチンコの戦いをして司法判断というすっきりした形で決着がついたのは良かった。法律の不備も分かったし何はやって良く何はやっていけないかも分かったし。はじめ一部政治家のフライイング気味の発言もあったし。またかとも思った。もし日本的というか変な政治決着なんか付けられた日にはたまんない。ルール無視の灰色決着では株式市場の信頼が失われただろう。結果景気にも影響なしとは言えなかった。小泉さんも改革と言ってがんばっているけど郵政民営化だってうまくいくかどうかわからない。政治では規制緩和、改革といっても実現は難しい。今回のように実際は経済の方から変革は始まるのかと思っちゃう。それにしても今回事件の意味は小さくない。此れ迄の一部有力者の根回し、仕掛けで物事を進めるやり方からルールとロジックを基に公明な進め方へと社会が変っていく第一歩のような気もする。
