亀の家

土曜日や日曜日になると亀の家には入居者の家族の人がよく見える。ご家族は普段会えないので休みを利用して来ることが多い。それぞれ理由があって同居できないわけだがやはり自分の親。心配は尽きないのだ。我々も出来るだけの事はしているつもりだが、やはり親子は親子だ。入居者はみなさん高齢でそれぞれ持病もある。実際日常生活の中で怪我をしたり病気になったりするのは稀ではない。わずか7人ほどの入居者だが短期、長期の入院もある。幸い今年はインフルエンザは出なかったが昨日から少し発熱した人が出た。共同生活だから入居者の間にすぐ広がる。案の定今日は3人が熱を出した。症状も軽く食欲もあったので解熱剤だけで様子を見れた。重症の時は県立病院や市立病院に入院させてもらう。病院も心よく引き受けてくれる。家族も私も安心だ。退院したらまた亀の家でみる。結構いい関係が築けてると思う。私が責任持って見れるのは20人以下かなあ。というより、施設が自宅のすぐそばにあることが必須だと思う。実際遠かったら日常的に何かあったらすぐ顔を出すのは無理だから。パソコンを使ったテレビ電話システムがあったところでそれは確認でしかなくやはり直接患者さんを診ないと始まらないので。