運動療法

昨日は12時間ぐらい寝ちゃった。朝さわやかに目覚める。小雨の中クッキー、カールを連れて散歩。亀の家診察。途中どしゃ降りで濡れるが犬達には関係ない。雨のせいで外来はピークが遅くなり、二階の診察が遅くなる。昼休みに看護師の大瀧さんが糖尿病患者指導の現状についてについてプレゼン。全患者の14%を糖尿病の患者が占めていた。これは消化器内科としては決して少ない数ではない。患者指導は食事指導を中心に始まったばかり。慢性病でもあり、食事指導もいまさら聞かなくてもいいという患者も多い中、この取り組みには困難が付きまとう。糖尿病を改善するには、さらに運動療法も組み入れていかなければならない。合併症の怖さを強調しても効果は一時的である。リスクを強調するならむしろ発ガンのリスクだろう。糖尿病発症には本質的には運動不足が関与している。生活の中に上手に運動を取り入れるためのノウハウを提供できるか。なんせ発ガンのリスクや運動不足が原因といってもあくまで統計学的なもの。これを患者に納得させる形にするのは至難の技だ。私の父も糖尿病だったし最後亡くなる時も糖尿病が一気に悪化した。最近私も通勤は徒歩。この辺を巧く患者に伝えるにはどうすればいいのか、スタッフと一緒に追求していきたい。