起承がん結

時間間違えて一時間早く起床。誰も起きてないので慌てて起こす。みんなに顰蹙を買ってしまった。で一時間かけ犬と散歩。小牧水道いまだ増水している。朝から普通に外来してるがちょっと眠い。禁酒二日目体調よし。長廻先生から随筆集が送られて来た。先生は一昨年まで県立群馬ガンセンターの院長をしていたが定年を待たずに辞められた。その時地元の新聞のコラムに連載していたものをまとめたもの。その中に起承転結ならぬ起承がん結というのがある。漢詩の絶句は第3句転句で詩意が一転する。人生も同じで、転で日常が一転しクライマックス、結に収束する。がんを患うことで人生が一転し、結果福となすことがある。たしかに病にはそんな一面がある。これが起承がん結で、しかしがんを契機に人生が暗転した場合は起承がん転。実際はこちらが多いだろうが。医師の大事な役目の一つがこのがん結に導くこと、そう努力する事と説く。先生は島根県出雲に6代続く医者の家系に生まれた。何の疑問も持たず医者を目指し東大医学部に入った。しかし実は医者は嫌いだったという。でもこの起承がん結を読むとそうでもないことがわかる。患者に対する愛情が読み取れる。今日で禁酒3日目体調すこぶるよし。