赤めだか

最近面白い本を二冊読んだ。一冊は「バーディーは気持ち」。これは高校生プロゴルファーの石川遼のお父さん、石川勝美さんが書いた子育ての本。息子に対するものすごい愛情と自己犠牲に胸が打たれ、対する自分の覚悟の無さに恥ずかしくなる。もう一冊は立川談春の「赤めだか」。こちらは高校生で学校中退し談志に弟子入り、二つ目、真打になるまでの苦労話し。というと単なる職人が一人前になる過程を描いた根性物語に聞こえるが当然そうじゃない。確かに二つ目になるまでの苦労は想像を絶するし泣かせる話しで面白い。しかしこの本の面白さは、17才になったばかりの談志のファンの高校生が弟子入りしほぼ丸一日そばで過ごし目の前で見てきた談志そのヒトの報告書。常人離れした日常と、きわめて合理主義者の側面をもつ談志、それを内側から見てきた人間として、その異常性と愛すべき側面と余すところく伝えている。今めでたく二つ目になったところまできた。それにしてもこの二人の作者、恐ろしいほどの筆の力だね。
午前中内視鏡検査がけっこう多い。外来自体はさほど忙しくはない。夕方税理士さんが来て昨年度の決算の説明。事業税と消費税の説明に納得できないものを感じる。これらの税金はもともとすべて個人や会社のもの。昨今の違法な無駄使いは許せない。情報開示を義務付け徹底するしか打つ手はないだろう。
夕方鳥海ゴルフで2箱練習、終わってから本町温泉でリハビリ。大相撲終盤にきて2人の横綱が壊れてしまった。少し風邪気味、肉を食べビールを350CC。ユンケルを忘れないで飲む。