北重人「鳥かごの詩」

 雪こそ降らないが、今朝はよく晴れて冷え込んだ。


 夕べは北重人の「鳥かごの詩」をちょっと読んで寝た。あっという間に50ページほど読んでしまったが、さすがに面白い。


 昭和41年、私は一期校を落ちて弘前大学農学部へ。重人は、「新聞配達しながら浪人する」と言う言葉を残して東京へ行った。その時私は直感的に失敗すると思った。その後一浪して千葉大の工学部に入ったと聞いて、驚いた記憶がある。


 まあ小説なんで脚色はしていようが、康男(重人?)がまさかこんなところで浪人生活を開始したとは知らなかった。自分自身の満たされない学生時代、大学卒業後の辛い浪人時代を思いだしながら読んだ。小説を読みながらようするに私は自分の18歳を振りかえっているのだろう。


 かんぽの郷で一時間ほど温泉、サウナ。夕食は本日休みの娘が具だくさんの豚汁を作ってくれた。私は出来合いのおかずを買ってきて。今日はポイントワンで酒抜き。