子宮頸癌ワクチン

 4時に目が覚めたのがいけなかった。次に目を覚ましたら7時。クッキーは家に置き、カールだけを連れて散歩。防寒着を脱ぐとまだまだ寒い。少しづつ季節は春に向かっているが、まだ十分寒い。着すぎたり薄着だったり、難しい。


 サリンジャーが亡くなったとのニュース、91才。「ライ麦畑で捕まえて」を一気に読んだのは浪人時代。村上春樹の訳が出た時敢えて以前読んだ野崎孝訳の単行本を買ったが、最後まで読むことが出来なかった。もう年齢がライ麦畑で捕まえてを読ませてくれなかった。不安の中で毎日を過ごし、疎外感と社会に対する反発が強かったあの時代には一気に読んだのに。


 週末で外来はあまり混まない。内視鏡検査も2件ほど。銀行から金利の提示があった。事業の成功には天地人が必要。どれ一つ欠けてもまずい。「天」は時代と言ってもいいし、チャンスと言ってもいい。「地」の利は事業には欠かせない。もちろん「人」を育てないと事業の成功はおぼつかない。それでもうまくいかないのがこの世界。苦労のみ多かれ、だ。


 夕方ベルナールで講演会。最近発売された子宮頚癌ワクチンについて。ワクチンの対象は小学生高学年から中学生。これは産婦人科の疾患だけどワクチンを接種する患者さんの中心は小児科。3回注射して料金が計3万6千円とちょと高い。この辺を問題点として挙げていた。ワクチンとしてはよく効き免疫はつく。ワクチンしないでもウイルスに感染した人の99%は自然に治る、つまりウイルスを排除する。子宮頚癌で亡くなる人はどのくらいだろうか、やるなら公費を使ってでも一斉に実施するのが望ましいと思う。遅い夕食はゴマ味の坦々鍋。ラーメンとうどんを入れて。三ツ矢サイダー