静かな原爆

 今朝もいつもの時間に起きた。ひさしぶりの晴れ、1・5周歩いた。放射冷却で寒いが1周する頃には身体もあたたまる。単語練習はあいかわらず続けている。まあ時間はかかるだろうが英検1級レベルには到達したい。火曜日の外来は忙しかった。デイケアが混む日でそうすると外来も混む。往診もあるし。



 昼休みに介護部門ミーティング。その後友達のお見舞いに病院へ行く。午後もなんだかんだ忙しい。明日次男は大学に戻る。おいしい魚を食べようと、家族でさわぐちへ行く。その前に一緒に本町温泉に30分浸かる。




 福島原発事故は収束の気配がない。消防の献身的努力で炉心は冷え100℃以下の安定に向かうかと思われたが事態はそんなに甘くはなかった。冷却に使われた水が高濃度の放射性物質を含みながら施設内外に溢れ出てきた。当然と言われれば当然だ。これが海水や回りの土壌を汚染する。さりとて大量の水を注入しなければ炉心が融解して大気中に放射性物質を大量に撒き散らす。




 こうなると原発はまるで静かな原爆である。サウナである人が「棺おけに入りながら暖房しているようだ」と言っていた。ウラニュウムの半減期は3万年。溶けた燃料棒をあそこに閉じ込めたとして、そのくらいの時間は近寄れないのか。チェルノブイリもそうなんだろうか。いまは美しい自然は戻っているようにも見えたが。