ガンテイワインは嵐山光三郎のセレクト。不良中年は彼のネーミング。最近、週刊朝日では不良定年などと言っている。ふざけた奴だ。コンセント抜いたか！は嵐山のエッセイ。このエッセイは含蓄があり、今週号でもいい事を言っている。「老人介護つきの億ションがさかんだが、不良定年組は、あんな金満家収容所ではなく長屋かアパートに住みなさい。お金持ちは優良の老後を夢みて、そういう仮説浄土へはまりこむ。不良定年組は、貧乏長屋でのらりくらりと暮らす。」これってよく考えると、いま我々がやっている亀ヶ崎の家の事じゃない？と思いました。中は改築しきれいにはなっていますが、見ようによっては長屋みたいなもの。そこにみんな寄り添って助け、助けられい生きているわけだから。またこうも言っている、「定年を迎えると、血縁者より友人が頼りになる。家庭は非戦闘地区ではありませんよ。ここんとこ重要です。定年後、家庭に逃げこもうとする油断からおやじの不幸が待っている。」これは原文ママですが、私が家族じゃなく契約関係に基づく介護にこだわるのは実はこれなんです。血縁も大事ですが契約関係に基づき粛々と有料で介護して貰う、気を使わないし良くありません？こんな考えで、できるだけ低料金でしかも優良な介護、これを目指しているんです。
