在宅介護

明け方患者さん宅から電話。お婆ちゃんが冷たくなってると。すぐに駆けつけるたがすでに呼吸停止、心停止の状態だった。背中がまだ暖かかった。昨日診察したばかりだったのに・・。91歳だった、合掌。親などが医療や介護を必要になった時、病院や施設入所を考える人が現在は圧倒的に多い。在宅で見たいという人もいるがその数は少ない。在宅を希望しても置かれている条件次第ではできない場合がある。病状、家族の置かれている状況などなど。ただ介護を取り巻く状況の変化はこの比率を変えるかも知れない。これまでは在宅が圧倒的に負担が大きく不利だったが、最近の法改正で施設利用の負担が急激に増えて、その結果在宅も再び選択肢に入ってきた。この辺のことは今までよくわからなかったのだが、訪問介護を始めてから少し見えてきた。つまり在宅介護の為のツールを活用しながら在宅介護を行う人が増えてきたし、在宅介護のツールを十二分に使えば、病状や家族構成によっては在宅介護は選択肢の一つに成り得ると言うこと。家族の協力、理解は当然必須で、一つ間違えると結局嫁とか一部の人にすべての負担が集中し、介護するほうにもされるほうにも悲劇が生まれる。あと家族に在宅で看たいという強い意志が必要だし、家族間でタブーなく話し合いできる環境も必要だ。在宅介護はは決してマイナスだけじゃありませんよ!