同期会

秋晴れの晴天。うーん昨日がこの天気だったらなあ。昨日の疲れ少し残ってるのでニンニク注射で体調整える。職員の風邪も回復傾向に向かっている。今日は高校の同期会。ホテルリッチで3時から講演会、5時から懇親会。講演は同級生の渡辺重人君と後藤一朗君。渡辺重人君は北重人のペンネームで「夏の椿」という小説をものにした。後藤一朗君は写真を利用した張り絵コラージュ「黒き者たちで」内閣総理大臣賞を受賞した。渡辺重人君だが「夏の椿」が松本清張賞にノミネートされ最終選考の2名まで残ったが惜しくも賞は逃した。しかし受賞作品と優劣付けがたい作品ということで、この度文芸春秋から出版されたのだ。渡辺君とは高校の時一緒によく遊んだ。クラスが一緒で授業終わると図書館で勉強した。実は図書館にカバンを置きバスケ部の練習が始まる前の体育館でバスケットをしていた。なんでわからないがバスケットが面白く毎日のようにやっていた。そういえば授業サボって友だちの家で麻雀したこともあった。渡辺君は一浪が決まったとき、自分は家が貧乏だから住み込みで新聞配達のバイトしながら予備校に行くと言った。苦労したと思うが千葉大の工学部を卒業、しばらくして設計会社を立ち上げた。順調に行っていたがバブル崩壊のあおりで会社は規模を縮小。その頃から夜眠れなくなり、学生時代少しやった小説を再び書き始めたらしい。初めて書いた小説「超高層に懸る月と、骨と」がオール読みもの推理小説新人賞を受賞した。後藤一朗君は陸上部。いつも教室の後ろのほうでマイペースにやっていた。難破船を引き上げ宝探しをしていると聞いていた。彼なら有り得ると思っていた。会社を起こしたもののバブル崩壊のあおりで、欝からの不眠症になったそうだ。眠れない中で、作品を作っているときは心が落ち着くことに気づいたという。みんな負のエネルギーをバネにしてがんばってきた。それに今日は特別ゲストとして評論家の佐高信がきた。高校の5個先輩なのだ。慶応大学で同級生だった小泉純一郎を思いっきりけなしていた。曰く入り口入るとすぐ出口の男。連立方程式を解けない男。民衆を殺す側の男。しかし佐高さん自身も外見からは欝っぽいぞ。もっと飲みたかったが明日のゴルフを考え一次会で帰った。渡辺重人とは再会を約束して別れた。