退職

開業13年目になるが今年ほど職員の入れ代わりの激しい年はない。介護事業を開始してから従業員の数が倍増し、職員の流動性も一気に増した。当初介護分野で職員の入れ代わりが激しかった。しかしそれも落ち着き今は定着した。ところが今年後半になって看護師の入れ代わりが激しい。永く務めた看護士の退職はショック。結局介護看護両分野でかなりの入れ代わりが起きた。皆それぞれのっぴきならない理由があり止むを得ない。だからやめるなとはとても言えない。だが看護、介護の仕事の特殊性を考えたとき自分の退職が患者や医院にどんな結果を与えるかは十分考えて欲しい。いや別に看護職だからとは言わない。どんな仕事でも責任ある立場にある者ならやはり次の人を育てるなり自分の退職で生まれる穴を最小限にする努力はして欲しい。患者さんに教わりながら成長するのが看護、介護の分野。であれば自分が辞める時こそできるだけ患者さんに迷惑かけないよう手だてはしておくべき。自分の都合で行動するのは止むを得ないとしても、周りの状況をも同時に考慮して欲しいと思う。次の人にしっかり自分が学んだものを伝えてそれから辞める、それは責任ある看護師としては自覚して欲しいこと。結局辞めたいという人は無理に引き留めないというのが私のスタンス。必ずそこにはその人なりの理由があり翻意出来ないのを経験的に知っているからです。