心訳般若心経

あけましておめでとう、ついに2006年の元旦だ。ブログも毎日約一年続いたわけだ。今年9月で59歳になる。ということは来年は60歳で還暦だ、当たり前だけど。うーんなんだか受け入れ難い。昨日は普通に寝て今日も普通に起きた。いつの頃からかな、正月も特別な日と感じなくなってきた。子供の頃は大晦日が楽しかった、年越しと言って遅くまで起きていてもよかったし、庄内ではご馳走が出るのは正月じゃなく大晦日だったし。最近では淡々と過ごしている。やっぱり還暦だなこれは。新年を記念して、昨年末に買った柳澤桂子の「心訳般若心経」を読んだ。理解はできるが難しいね。初めて般若心経の現代語訳を読んだが、深い。哲学書科学書だねまるで。多分死の恐怖や自立やそういったものが根底にあり、書かれたものだと思う。何度か読まないと理解出来ないが大筋の考え方はよく分かる。日本人の意識の下には、この考えがあるかも、だからなんとなく違和感がない。そんな気がする。一日中本読みする予定だったがなかなかそうもいかない元旦だった。