閉鎖空間

5時頃目覚めるが辺りはまだ真っ暗。布団の中で院内報の原稿を書いてる内にまた眠くなる。7時30分に起きて犬と散歩。西高東低の気圧配置で西風が冷たい。水曜日外来は混まないが、感染性腸炎が流行ってる。通常は症状が激しいわけではないが感染力が強い。いじめ問題で文部科学大臣の伊吹さんの手紙読んだが何か違和感がある。どうも違和感を感じているのは私だけじゃないようだ。いじめははずかしいし、ひきょうだからすぐやめようって、やめれない所に問題があるのに。君は一人ぼっちじゃない、話せばわかってくれるし、みんながたすけてくれると言う。だけど勇気がなくて、一人ぼっちで、学校から離れたら生きていけない、と思いこみいじめられても抵抗できないのが本人たちの心の叫び。どう考えてもこの言葉が子供の心に響くとは私には思えないのだ。今朝の朝日新聞ヤンキースの松井のことばが載っていた。そこから逃げてしまえ、自分の好きなことだけやればいいと言っていたが、それもありでしょう。この松井の言葉の前にも何人かの言葉が載っていた。正直読んでて涙が出てくるものもあった。自分のことばで語るか、他人のことばで語るか。松井のは前者、伊吹さんのは後者か。今のいじめはあきらかに今の社会の縮図、そう簡単には解決できない。この教育の現場という閉鎖空間を開放し教師を開放しない限りこの問題の解決はむずかしい。多分大臣や教育委員会や教師たちは教育の現場が閉鎖空間になっていると実感してないんじゃないのかな。教師は自分達自身の不感症を開放しない限りこの問題を解決することはむずかしい。