動的平衡

7時半過ぎに目が覚める。体は正直で今日は田中先生の外来で遅く出勤してもいいことをを知っている。しかし私も内視鏡検査などあるため、医院へ急ぐ。検査は無事に終えて帰宅、その後入院後初めて母を見舞う、いたって元気だった。来週初めに消化管の精査するようだ、場合によっては退院の目処もつくかもしれない。午後の便で東京へ。夕方から東京で研究会があり、それに参加。坑加齢学会に入り、家庭医療学会に出席するようになってから急に東京に行く機会が増えた。これに内視鏡学会が加わる訳だしかなり頻回になる。東京も快晴、かなり暑い。今回は京急線を使ってみた。新宿にはこちらの方が少し速いかも。難点は蒲田辺りで乗り換えに注意しなければいけないこと。研究会では久しぶりに友達に会った。少し仕事の話し、夜は赤坂で食事。30年前の赤坂を知っている私には、ここは別の町に変わった印象。当時は赤坂と言えば白人の町だった。今赤坂と言えば韓国人の町である。一軒で終わる筈もなく、最後はいろんな野菜や本番のキムチなどを堪能し、結局タクシーに乗ったのは12時頃だった。動的平衡で有名なルドルフ・シェーンハイマーの言葉「秩序は守られるために絶え間なく壊されなければならない」。動的平衡分子生物学の話だが、この「秩序は守られるために絶え間なく壊されなければならない」になると社会論、組織論といっても通用する。