両国国技館

突然30年以上前のことを思い出した。高3の頃国語の授業はよく予習して受けた時期があった。先生が授業中当てるのである。私も大人の世界文学全集を読んだり本はよく読んでたから教師には負けたくない。意地で先生とやりあってたと思う。今じゃあり得ない光景だろうが。ひょっとするとあの一年間で私の国語力の基礎ができあがったのかもしれない。数学の教師はかなり変態的で出来ない生徒をねちねちしめていた。しまいにキレた生徒から反抗されうろたえていたのを覚えている。なんのことない私が数学弱かったことのいい訳だが。思うに中学の授業で数学に穴があったのだろう。後にこれを克服するのにかなり苦労した。しかし医者は文系かもしれない。実際英語や国語は論文などでよく使った、が数学や物理は使わない。あえて言えば生物や化学は使う。特に生物学的基礎知識は大事だと思う。
今日から内視鏡はデモでNBIを使っている。拡大内視鏡を初めて使ったがかなりのもんだ。なんというか内視鏡検査にのめり込んでしまう。ちょっと趣味の世界の部分もあるかも。オーバーポリペクトミーは防げるのかな。昼のミーティングは二階のケアマネの部屋で。少しづつだが新しいケアプランの依頼も増えているようだ。利用者に信頼されるケアマネになって欲しい。
錣山親方がしばらくぶりに日経スポーツトピアに書いていた。朝青龍事件や時津風部屋のリンチ事件後初の寄稿でじっくり読んでみた。錣山親方はぶれてなかった。時津風部屋の事件でいろいろあったが、「信念の指導を貫く」とあった。私は親方のこの言葉を信じたい。頑張って欲しい。一度だけ両国の国技館に行ったことがあるが、あのビンツケ油の香りが作り出す独特な空間。タイムスリップしたような感覚に襲われた。あるいは内舘さんがいうところの異界とでも言おうか。そしてお相撲さん達からは他のスポーツ選手にはない美しさを感じた。なくして欲しくない文化だと思った記憶がある。