広島大学原爆放射線医学研究所

 今朝も寒い。風向きを気にしながらいつもの散歩。高気圧が張り出している。寒いが天気はいい。コース1周しておしまい。ちょうど疲れがピークに来る時だ。無理はしない。火曜日の外来は少しだけ忙しかった。内視鏡検査はなかった。毎日ネットで各地の放射線量と風向きをチェックしている。酒田の線量は山形というより、秋田に近い気がする。風向きもこれまでの西風一辺倒から東風や南風が混じる複雑な風向きに変わってきている。



 田中先生から昨日放射線障害に関するプリントを頂いた。非常にわかりやすく実践的なレポートである。福島のわたり病院の「斉藤 紀先生」という広島大学原爆放射線医学研究所にいた方の講演をまとめたもの。3/21というから原発事故10日ほどたった日の講演である。
放射線障害による人体障害を標的理論ヒットセオリーでまず説く。1ミリシーベルト以下か以上かがひとつの鍵のようだ。それから急性障害と晩発性障害。今回は晩発性障害が問題になりそう。原爆の場合、1000ミリシーベルト被爆でがん発症率が47%増加している。今回もし福島で10マイクロシーベルト被爆をすると、がん発症率は0.00047%の増加となる。よくわからない部分もあるが、冷静に対応したい。