過酷な勤務

昨日は神室亭で食事、そのまま新庄に一泊。ルートインは駅前にあるホテル。列車の音で6時頃目が覚めてしまう。帰宅後昼寝で取り戻すとしよう。寝不足で思い出すが、医師になって数年間の生活は過酷だった。研修医の定刻勤務が朝の8時から夜の8時までの12時間、夜9時10時まで仕事が長引くのは当たり前。これに月4回程度の当直勤務がある。この時は36時間勤務になった。よくこんな生活を5年以上続けたものだ。医師として早く一人前にりたい一心だった。その後の勤務も決して楽ではなかった。一日の勤務が終わっても軽い興奮が続き、よく酒も飲んだ。よく身体がもったし、家庭ももった。開業して数年は酒も飲んだが、当時に比べれば今はもう飲まない。飲みにはいかない。仕事が終わればすぐ家に帰るし、家族と過ごす時間が増えたし。嫁は当時の話しをすると今でも激怒する。私一人で子供は育てましたと。だけどあれだけ過酷な勤務だと私だって頭もおかしくなる。緊張を強いられるので頭がやられる。当時はそれをやり過ごす術を知らなかった。今では風呂に入ったり、ゴルフの練習をしたり、長時間寝たり、いろいろ手はある。また仕事しながらも適当に流すコツも身に付けた。力を抜くとかえって上手く行くこともあるし。あの時代にまた戻れと言われてももうできない。