政治資金規正法

 今日も天気はいいけど肌寒い朝。白鳥の声はもう聞こえない、みなさんシベリアに旅立ったか。火曜日は外来がゆっくりで早い時間あまり混まない。


 マスコミにはもっと事件の本質を報道する義務がある。民主党小沢一郎の秘書逮捕の報道である。8割の人が小沢さんの説明には納得できないと言っている。私はある意味理解はできた。というのもこの問題は本質的に企業献金を認めている政治資金規制法の問題。小沢さんの主張は会計も公表しているし法規制の範囲で合法的にやってます、というものだった。今後法の逸脱が判明すれば別だが、公表どうりなら違法ではあるまい。その証拠にわかっているだけでも20人もの代議士が同じような献金処理をして違法性の指摘もない。額が大きいや、社長が逮捕されたは別の話しだろう。世間一般の常識からかけ離れたこの政治資金規制法は問題だし、このようなザル法は追求されてしかるべき。

 マスコミはこれはザル法であり納得できない、と報道する義務があった。そしてこのような事態を招いたのはあのザル法を成立させたからだと断じなければいけなかったのではないか。違法にお金を集め、脱税して、ダミー会社を作って献金するは一義的には西松の問題ではないか。小沢側には企業の金を政治団体の金と偽っていることを十分認識していたとするに足る証拠があるか、そして西松建設側に便宜を図ったか、あるいは便宜を図る立場にあったか、法治国家である以上これらは分けて考えないと。