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1月10日午後8時50分NHKニュースでコレバインの新しい研究が報道。
体内のダイオキシンを削減
ダイオキシンは、一般の人の体内にも健康には影響がない程度のごく微量が蓄積しており、年齢とともに増加していくとされています。研究グループは、コレステロ―ルを下げる薬剤が、ダイオキシンと結びつきやすいことに注目し、あわせて9人にこの薬を投与しました。そして血液中のダイオキシンの濃度を測定したところ、投与を始めてから半年後には平均で20%、最も効果のあった人では40%近く濃度が減少していました。体内に蓄積したダイオキシンは、妊婦の場合、胎盤などを通じて子どもに伝わり、アトピー性皮膚炎やぜんそくなどのアレルギーとの関連が疑われています。体内のダイオキシンを大幅に減らすことができたのは初めてだということで、研究を行った森教授は「妊婦の中になかには平均の数倍のダイオキシンが蓄積している人もいる。この量を下げることができれば、生まれてくる子どもに対するリスクを減らすことができる」と話しています。