共鳴

今朝も寒い。四月もまもなく終わりだと言うのに、気温が上がらない。作物などに影響はないのだろうか心配。寒さのせいで満開の桜は日持ちがする?犬の散歩で真下を通ると花の香りが漂う。蜜に誘われた昆虫がいるのだろうか、小鳥が集り鳴く。今年のマスターズはフィル・ミケルソンの優勝で幕を閉じた。山下さんという日本人が競技委員で参加していたと今朝の日経で知った。最終日は7番ホールを担当していたらしい。難ホールの一つである。フィルと一緒に回っていたフレッド・カプルスが先にバーディをとり、静かに待っていた。ミケルソンもバーディをとった。その時山下さんはバーディを取ったフィルじゃなくカプルスをじっと見ていた。入った瞬間カプルスはニコッと笑い二人はハイタッチを交した。山下さんはそばで見ていて涙がこぼれたそうです。丁度私もあの場面をテレビで見ていた。涙は出なかったが確かに感動していた。戦いのさなかにあって二人の互いに共鳴しあう姿に、大げさに言えばゴルフをやっていてよかったとまで思った。タイガーの派手なガッツポーズもいいが、私はこちらに深い感動を覚える。まさか現場に、しかも競技委員として日本人がいたとは知らなかった。