バチュラーBA 

 目覚ましで無理やり5時に起こされる。昨日は11時過ぎにホテルに戻り結局寝たのは12時頃。まったく熟睡感に乏しいが、今日は移動日急がないと。ドゴール空港からイギリスのルートン空港へ飛行機で移動。ルートンからは電車に乗ってウォータールーに向かう。


 ウォータールー駅はイギリス国内の電車のスタート駅の一つらしい。最終目的地ボーマスに向けて2時間の旅が始まった。車内には旅行客が多く修学旅行の中学生もいた。言葉から上流階級の子女と。イギリスは階級間で言葉が違うと長男から聞いた。遅い朝食か早い昼食かわからないがパンを食べる。


 最終目的地のボーマスに着いた。タクシーでホテルに行きチェックイン。バスで大学に向かう。長男が通っている大学はボーマス総合大学BUの隣に設立された芸大である。以前は一緒だった時代があったがいまは芸術部門がBUから分離独立。体育館や図書館は共同利用。その芸大のモデルメーキング科というところにに3年間通い、今回無事卒業しイギリスの大学の学士資格BAを得た。東京で1年そのための予備校に通って4年かけて学士バチュラーになった。2年間のワーキングビザももらえるらしい。同級生でも3年間で卒業出来なかった学生も多く、卒業は彼らにとっても家族にとっても晴れやかな舞台。

 明日のセレモニーを前に大学で卒業生達の作品展をやっている。息子の作品展以外にもアニメ科や写真科やその他の科の生徒達の作品を見てまわる。完成度の高い高度なものもあればそうでないものもある。まあ1年間在籍した高田馬場の文際時代の作品展に比べればかなりプロに近づいてのかな。早い話日本の大学で言えば卒業式と学園祭を一緒にした感じ。

 夕方6時から市内のホテルでファッション科の学生によるファッションショー。中にはすでに業界で認められ日本円にして500万円ほどの賞金を獲得した学生もいるらしい。卒業生の家族も一人1500円ほどの入場料を払いファッションショーを見学。学生達の作品をプロのモデルや俳優学校の学生達が着て本格的なファッションショーだった。果たしてこの中からプロとして食べて行ける人が何人出るか。

 終わってから息子おすすめのファンキー寿司へ。私としてはとても食えたものじゃないが感想だが、まあこれもありか。長男と嫁はスーパーで買い物、私はタクシーでホテルに直帰。