サラリーマン

私は一つ目の大学を卒業するとき、どうしてもサラリーマンにはなりたくなかった。もちろん積極的な意味で医者になりたかったからこの道に進んだのだが。スーツを着てネクタイを絞めて毎日会社に行き誰かに命令されて仕事をする。当時二十歳そこそこの私はこれが受け入れられなかったのだ。今ジーパンを履いてピンクのシャツを着てもちろんノーネクタイで医院に歩いて通ったりしているのはそんな自分の当時の気持がちょっと現れているのかもしれない。相変わらず外来は忙しい。まあもっとも主に午前中だが。11時30分過ぎには内視鏡検査も終わり外来もそんなに忙しくなくなる。だから午前中の一番忙しい時間帯にメーカーの人なんかに来られるとほんと邪魔しに来てんのかなと思ってしまう。ま仕事だというのは良く分かるんだけど。従業員が30人を超え佐藤理事や大場事務長など複数の指導体制で医院経営している。自分の役割分担もあり集中して頑張らないと目標達成出来なくなる。みんなに迷惑かけるわけにはいかない。社員を評価しているがそれは自分が評価されているという事でもある。今年の目標美容外来の確立と第二亀の家の建設。当分気の休まる時はない。でも楽しく仕事はしているのだ。