「癌の声を聞く」

目が覚めたら7時半を過ぎていた。昨日は寒くて何回もトイレに起きて寝そびれたからだ。慌てて犬の散歩、亀ヶ崎の家には行けない。寒い、雪が降りそう。完全装備で出勤。月曜日外来は忙しい。高熱の患者さんはインフルエンザではなかった。私の大腸内視鏡の恩師、東京女子医大の長廻先生から著書が届いた。「癌の声を聞く」である。序文が味わい深い。「書くということは自分を作ること。作家が小説を書くのも画家が絵を書くのも、自分を描くから面白い。考えてばかりは迷路に入る、動くことで書くことで陥穽から免れる」とある。折に触れ読みたい、また楽しみが一つ増えた。昼休みを利用したミーティングで外来や物療のデータを出してもらうことにした。連絡事項を最少に討論を最大にの考えである。毎週月曜日にはミーティングを行い受付と看護師には折に触れて医院の方針や方向性を話している。問題は通所リハビリである。一階と二階に会議を分けたため、私が直接話す機会がなくなってしまった。何かそれに代わる手段が必要にである。夕方6時から亀ヶ崎の家で連絡会議。片マヒの利用者から出ていたトイレのクレームについて、対処を考えた。2社に見積りを出してもらい手すり取り付ける。第一亀ヶ崎の家に1名空きがでた。現在入院中の方が退院後他施設入所を希望している。それに伴い入所募集することにした。現在ショートステイの需要が多いので入所者が決まる迄は短期入所者を受け入れる。デイサービスや亀ヶ崎の家は最初から独立採算を取り入れてきた。一方通所リハビリは医院本体に頼ってきたという歴史がある。ここらで独立採算性を考える時期かもしれない。夜はしょうが焼きと野菜炒め、冷酒を二杯。