空室が無い

 風がようやく収まり寒さも幾分和らいだ。低気圧はアリューシャン列島の方に抜けたか。このような風はしかし大気をかき混ぜ新鮮な空気に変えてくれる。放射能に汚染された大気やゴミもいずれ薄まるのだろう。我々が生きている時代にはまだ難しいだろうが、最終的にはまあなんとかなる。今朝は少し早い時間に起きた。4時半頃目が覚めてなぜかもう寝れなかった。階下では相変わらずミルキーが鳴いている。





 火曜日は施設からの診察依頼が多い。新しい施設では入居者の直前でのキャンセルがあり数室の空室があった。しかしそれもほとんど埋まり、結局空室は事実上なくなってしまった。重度の疾患を持った入居者は特老だろうが老人ホームだろうが受け入れてはくれない。家族に頼まれた病院側も入居先の確保に困っている。我々の施設は高齢者ホーム、言えば老人アパートに過ぎない。可能な限り入居して頂いてはいるが限界は当然ある。今後20年くらい、我々団塊世代が80歳を超える頃までこの問題は続く。