日野原先生

  ようやく寒さも緩み、道路の雪もほとんど溶けた。今日一日働きば長期休みである。外来はさすがに混む。おまけにシミ取りレーザーも2件あり、午前外来が終わったのが12時半。ミーティングでは休みの間風邪引かないようにと言った。でも一番危ないのが私かも。正月はゴルフにも行きたいが息子も帰ってるし自粛しないと。

 昼飯にニンニク味噌をちょっと食べてみた。まったく匂わないし美味しかった。ニンニクは低い熱で処理し、さらにニンニクの芯の、青い芽の部分を除くとさらにいい。その部分が残ると匂いの原因になる。

 
 聖路加の日野原先生はすごい。今年97歳になる先生はうつ伏せ寝をしているという。若い頃肺結核を患い肺活量が3000に満たない。仰向けに寝ると肺活量が半分にも満たないという。しかしうつ伏せ寝の場合95%。だから先生はうつ伏せ寝を薦めている。

 もっとびっくりなのは睡眠である。現役の医師でもある先生はかなり多忙である。睡眠時間はせいぜい4時間半。2、3時間しか寝ないこともざららしい。排尿のため夜間2回起きる。ということは1回の睡眠はせいぜい2時間。2時間おきに目が覚め、これを2回すると4時間半の睡眠になる。これだけで執筆や講演に多忙な毎日をこなす。

 いや勇気をもらう。現在61歳の私と比べてはいけないが、私は1回目5時間、2回目3時間。普段計8時間寝る。この間排尿で2回起きるが、十分じゃないか。十分すぎるほど寝ているぞ。多少の頻尿なんて問題ない。2回の排尿で5時間熟睡し猛烈に働く医者がいるのに。頻尿を気にしていた自分が恥ずかしい。